法務アウトソース・インハウスサービス

のぞみ「インハウス・ベースキャンプ」サービス

のぞみ総合法律事務所は、様々なクライアント企業から、法務機能等のアウトソース受任や、フルタイム又はパートタイムでのインハウスローヤー(社内弁護士)としての業務などを、常時多数対応しています。

特に近年、多くの大企業、中小企業、スタートアップ企業といった様々な企業から、フルタイム又は「週●時間」といったパートタイムでのインハウス出向や、事業部からの契約書審査を行う法務部の担当業務のアウトソース受任などについて、多くのご依頼・お問合せをいただいています。法務人材の採用競争が激しくなっていることもあり、このようなニーズが高まっているものと思います。

各クライアント企業のニーズ、また、スタイルや風土は様々です。のぞみ総合法律事務所は、「インハウス・ベースキャンプ」として、そんな様々な山(課題)に登っていく各クライアント企業において、法務アウトソースやインハウス業務を共に行うための事前の備えを尽くし、また、ビジネスの前線で対応する仲間である当事務所の弁護士やクライアント法務部員等を後方で支援するとともに、我々自身も今後のご依頼に備えて研鑽するという、通常の顧問契約とは異なるスタイルで、クライアント企業を日常的にサポートするサービスを提供しています。

法務機能等のアウトソース受任と、インハウスとしてのサポートには、本質的な違いはありませんが、アウトソース受任は、社内で行われていた法務等の業務の一部を当事務所側で担当するという整理であるのに対し、インハウスは、当事務所の弁護士が一定時間、(リモートを含め)クライアント企業側でサポートを提供するものということができます。

のぞみ総合法律事務所の法務アウトソース・インハウスサポートである「のぞみインハウス・ベースキャンプ」の特長や具体的内容は、以下のとおりです。

インハウスローヤーの経験を有する弁護士が多数所属

のぞみ総合法律事務所には、企業や行政当局でのインハウスローヤーの経験を有する弁護士が多数所属しています(企業内・行政等当局でのインハウス経験のある弁護士は約20名にのぼります。)。

企業内で業務を行う、あるいは、企業の法務機能等のアウトソースを受任するということには、通常は法律事務所の弁護士に依頼を行っている側であるクライアント内での業務の進み方、事業部との関係、社内での決裁や部署間調整等、法律事務所での通常業務と異なる多くの要素があります。

のぞみ総合法律事務所の各弁護士は、これまでの企業や行政当局でのインハウスローヤーの経験を基に、様々なクライアント企業に対し、法務機能等のアウトソース受任やインハウスサポートを提供しています。

インハウスローヤーとの関係では、のぞみ総合法律事務所の弁護士は、日本組織内弁護士協会(Japan In-House Lawyers Association、”JILA”)でもアクティブに活動しており、様々な機会に、多くの企業や行政当局のインハウスローヤーと交流や情報交換を行っております。

担当する各弁護士が総合力と実務感覚を具備・追求

法務機能等のアウトソース受任やインハウスサポートを提供する際には、通常外部の弁護士が受任する際のように限定された分野に限らず、より広い範囲で業務をサポートするため、当該企業のビジネスに関連する様々な分野に関連する幅広い法務やリスク管理等に関する総合力が重要となります。企業法務の最前線において、事業部や経営、ときには社外の関係先とやりとりをしながら、まずは一次的な分析・対応をした上で、他部署との連携、経営へのエスカレート、社外専門家(当該分野に専門性を有する弁護士等)への確認の要否などの“前さばき”を行います。

のぞみ総合法律事務所の法務アウトソース・インハウスサポートにおいては、当該クライアント企業に相当程度入り込んで業務対応をするため、当該ビジネス、業界、そして当該企業自体について深い理解と専門性をもって業務にあたることができ、実際にそのようなサポートを続けることで、より実務的な対応や実際の意思決定にも関連するサービスの提供に努めています。

また、中堅規模の総合法律事務所としての強みを活かし、特定の法分野や実務に偏ることなく、例えば、訴訟等の紛争案件を多数扱ってきた事務所(ベースキャンプ)での経験を活かして、インハウスとして契約書レビューを行ったり、M&Aなどのプロジェクトにおいて法務デューディリジェンスや契約書の作成、関連部署等の調整等を担当したりするなど、実務感覚に基づき幅広い分野をカバーすることを常に目指しています。

ベースキャンプである事務所側との柔軟な連携で専門分野もカバー

のぞみ「インハウス・ベースキャンプ」サービスのもう1つの特長は、ベースキャンプである事務所側に控える各専門分野を得意とする弁護士等との緊密かつ柔軟な連携により、多くの専門分野についても対応をしている点です。

例えば、個人情報関連、独占禁止法・下請法、景品表示法等の消費者法、国際案件、金融関連など、特別な専門性と経験を有した弁護士の対応が必要となる分野についても、インハウスやアウトソース受任弁護士が、ベースキャンプである事務所側の各分野を専門的に扱うパートナーその他の弁護士と柔軟に連携しながら対応しています。これは、中堅規模の総合法律事務所として、厳格な部門制などを採用せずに、案件ごとに柔軟なチーム組成を行っているのぞみ総合法律事務所の特色の1つの現れということもできます。

また、このような対応は法務機能のみならず、例えば内部通報の受付・調査等といったコンプライアンス部門が担当している機能について一部アウトソースを受け、社内のご担当者とともにチームとして対応する場合も、悩ましい論点を含む個別事案においてなど、ベースキャンプである事務所側の経験豊富なパートナー弁護士と連携しながら助言等のサポートを行うなどしています。

スピード感あるきめ細やかなコミュニケーション

のぞみ「インハウス・ベースキャンプ」サービスの大きな特長の1つがスピード感あるきめ細やかなコミュニケーションです。

のぞみ総合法律事務所が行うインハウスやアウトソースサポートにおいて、多くの場合、各種のビジネスチャットツールを用いて、クライアント企業の法務担当者や事業部門の担当者とリアルタイムでのやりとりを行っています。また、毎週決まった時間に社内の関連チームと定例会議を開催するなどしている場合もあります。

スピードは、他のどの案件でも常に心がけている非常に重要な要素ですが、特にこのインハウス・ベースキャンプでのサポートにおいては、顧問契約と同様に、クライアント企業と非常に近い関係で伴走していく上で、特に重要な要素となっています。

実際に行っている具体的サポートの例(一部)

のぞみ総合法律事務所では、これまで実際に以下のような形で、法務機能等のアウトソース受任や、フルタイム又はパートタイムでのインハウスローヤーとしてのクライアントサポートを行っています。

  • フルタイム・インハウス: 総合商社、証券会社、IT企業、エンターテインメント・メディア企業、中央銀行等のクライアントの法務部等への1~3年間程度の出向・完全な所属弁護士としての勤務。

  • パートタイム・インハウス: 大手銀行・金融機関、ヘルスケア企業、IT企業、エネルギー企業等のクライアントの法務部・コンプライアンス部門等に、「毎週●曜日の●時〜●時」等の形で実際に出向先に赴き、あるいはリモートワークにより行うインハウスサポート、また、曜日等は柔軟に「1ヶ月●時間」の対応という形で行うインハウスサポートなど。
  • 法務機能アウトソース1: 法務部員の退職等に伴い、当該部員が担当していた契約書審査等の業務フローをのぞみ総合法律事務所の所属弁護士が担当し、社内チャットを活用した契約書の審査・承認フローの一部についてのサポート。
  • 法務機能アウトソース2:日本企業の海外子会社の「アウトサイド・ジェネラル・カウンセル(外部法務部長)」のような立場で、社内の各種法務案件を担当。
  • コンプライアンス機能アウトソース: 社内・グループ内での内部通報窓口での通報受付・調査・是正措置等の対応に関し、クライアント企業の担当者とともにチームを組み、メール等のやりとりを確認するとともに、定期的な打合せや個別案件を担当。

※「のぞみインハウス・ベースキャンプ」による法務機能アウトソースやインハウスサポートにご関心ある企業の皆様や、インハウスとして活躍しながら、それと競合等しない範囲で、他の法律事務所業務にも従事したい弁護士の皆様からのご連絡をお待ちしています。

インハウス・ベースキャンプ~法務機能アウトソースやインハウスとしてのサービス~

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